今後の展望:2023年以降
ESGを実践する旅のすべての過程で、指針としている質問は次のとおりです。 フライメイト、クライアント、支払者、パートナーに提供する価値を向上させながら、周囲のコミュニティにより良いサービスを提供するために何ができるか?
この質問に対する簡単な解決策はありませんが、これを行うという意図こそが、私たちが支援する人々や場所へのコミットメントを深めるために、どのような行動をすべきかの指針となっています。
この報告書の冒頭で触れたように、前向きな変化を引き起こすには野心的なイノベーションが必要です。その目的を達成するため、フライワイヤーはここに、2023年以降のESGイニシアチブの一環として、精力的なコミットメントを新たに発表します。
Tomorrow's Airとの連携は、気候への影響を減らすための直接的な行動を起こすという私たちのコミットメントの現れで、環境の保護と保全に向けた取り組みと一致しています。Tomorrow's Airは、旅行者が気候変動に対する有効かつ恒久的な解決策に簡単に参加できるようにしたもので、よりサスティナブルな観光産業を実現するために、意識の高い次世代の旅行者を増やすための有意義な一歩です。
Tomorrow's Airは世界中の旅行会社と提携し、気候に配慮した旅行教育や、二酸化炭素排出量の削減や恒久的な貯蔵のための革新的なソリューションに資金を提供しています。フライワイヤーの戦略的トラベルパートナーであるThe Adventure Travel Trade Association(ATTA)による教育を受けた旅行者は、教育と二酸化炭素削減の取り組みに簡単に資金を提供することができます。
このプログラムは、大気から二酸化炭素を直接捕集し、恒久的に貯蔵するために100%技術に頼る二酸化炭素除去手段と、自然と技術を組み合わせた二酸化炭素除去手段の両方を支援するものです。フライワイヤーは、旅行者が予約手続の段階で炭素除去に直接貢献できるようにしています。このプログラムはカスタマイズ可能で、気候変動問題に敏感な旅行者のニーズを満たすためにサブスクリプションサービスとして提供することもできます。フライワイヤーでは、旅行業界が目指すべき未来はサステナビリティにあると考えており、Tomorrow's Airプログラムが世界中に浸透することを楽しみにしています。

私たちは一組織として、サスティナブルな観光プログラムとイニシアチブを継続的に開発することに取り組んでいます。Tomorrow's Airとの提携により、旅行者は希望を叶えながら、有効な新しい気候変動ソリューションに積極的に参加することができます。
ケイト・エヴァンス、Bella Coola Heli Sports & Tweedsmuir Park Lodgeセールス&予約担当マネージャー
Tomorrow's Airだけではありません。フライワイヤーはこれからもESGプログラムを強化し、すべての柱にわたり新たなコミットメントに取り組み続けていきます。たとえば、多様性・公平性・包括性にさらに力を入れられるよう、米国の新入社員の18%をアフリカ系およびラテンアメリカ系から、全世界では技術系新入社員の女性比率を22%に高めることを2023年の採用目標に掲げています。また、フライメイトの育成と研修の面では、新しいスキルを身に付けさせるために研修を実施するだけでなく、ダイナミックかつハイブリッドな職場で従業員の熱意と生産性を高められるよう、引き続き取り組んでいく予定です。 そして、社会的影響とコミュニティエンゲージメントに一層取り組んでまいります。素晴らしい成果を出しているフライワイヤーの奨学金プログラムは4年目を迎え、人生を変える教育プログラムに学生がアクセスできるよう貢献できているという事実こそが、それを維持するためのリソースに投資し続ける推進力となっています。
さらには、教育が持つ影響力に対する信念を共有し、世界中のフライメイトに極めて豊かな企業ボランティア旅行を提供し続ける、School the Worldなどの非営利団体と今後も提携してまいります。最後に、フライメイト、クライアント、支払者のオンライン上のセキュリティとコンプライアンスを確保するため、データプライバシーとセキュリティ面の強化も継続してまいります。
やるべきことはまだたくさんあります。私たちの周りのコミュニティに好影響を及ぼせるよう、ESGの旅を続けることを楽しみにしています。